こおろぎが戸口で鳴く頃。言葉をめぐる一首を、あなたへ
十月二十日の詩箋

10月20日の詩箋:王維「九月九日憶山東兄弟」独在異郷為異客、毎逢佳節倍思親… 誕生の漢字〈高〉

誕生の漢字

こう
志を高くもつ人
王維 詩仏タイプ
静けさの中に美を見つける人

大切な人に贈る

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この日の暦

七十二候「蟋蟀在戸」(きりぎりすとにあり)の頃。

書き下し文

独在異郷為異客 毎逢佳節倍思親 遥知兄弟登高処 遍挿茱萸少一人

独ひとり異郷いきょうに在ありて異客いかくと為なる

佳節かせつに逢あふ毎ごとに倍ますます親しんを思おもふ

遥はるかに知しる兄弟けいてい高たかきに登のぼる処ところ

遍あまねく茱萸しゅゆを挿さしはさんで一人いちにんを少かくを

現代語訳

ひとり異郷に身を置き、節句ごとに親しい者をしみじみ思う。遠く兄弟が登高のうえにいるのを知り、茱萸を挿すのに一人欠けているだろう。

「九月九日憶山東兄弟」をくわしく読む →

王維(盛唐)|七言絶句