しょをみてかんあり観書有感
半畝方塘一鑑開
天光雲影共徘徊
問渠那得清如許
為有源頭活水来
天光雲影共徘徊
問渠那得清如許
為有源頭活水来
詩
※日本で一般に読まれている本文によります。
書き下し文
半畝の方塘 一鑑開く
天光 雲影 共に徘徊す
渠に問ふ那ぞ清きこと許の如きを得たると
源頭より活水の来たる有るが為なり
現代語訳
小さな四角い池は、一枚の鏡を開いたようだ。空の光と雲の影が、そのなかをゆっくり行き来する。どうしてそんなに澄んでいるのか——水源に生きた水があるからだ。
原文と書き下し文の対照
半畝方塘一鑑開 ― 半畝の方塘 一鑑開く
天光雲影共徘徊 ― 天光 雲影 共に徘徊す
問渠那得清如許 ― 渠に問ふ那ぞ清きこと許の如きを得たると
為有源頭活水来 ― 源頭より活水の来たる有るが為なり
鑑賞
澄んだ池に、学び続けることで心が清らかに保たれるという読書の理を重ねた哲理詩。「源頭活水」は新しい知識を絶えず取り入れることのたとえになりました。
日本で親しまれる理由
「問渠那得清如許、為有源頭活水来」。学びのたとえ
語句
- 半畝
- 小さな広さ
- 方塘
- 四角い池
- 鑑
- 鏡
- 渠
- 彼。ここでは池
- 活水
- 流れている新しい水
作者
朱熹の生涯と作品一覧は作者ページへ。
作られた背景
朱子学の大成者・朱熹の作。二首連作の第一首。