中秋の名月の頃に生まれたあなたへ
九月十七日の詩箋

9月17日の詩箋:蘇軾「水調歌頭(明月幾時有)」明月幾時有、把酒問青天… 誕生の漢字〈明〉

誕生の漢字

めい
まっすぐで朗らかな人
蘇軾 楽天家タイプ
雨の日も笑って歩ける人

大切な人に贈る

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この日の暦

七十二候「玄鳥去」(つばめさる)の頃。名月の頃。

書き下し文

明月幾時有 把酒問青天 不知天上宮闕 今夕是何年 (中略) 人有悲歓離合 月有陰晴円缺 此事古難全 但願人長久 千里共嬋娟

明月めいげつ 幾いくつの時ときよりか有ある

酒さけを把とりて青天せいてんに問とふ

知しらず天上てんじょうの宮闕きゅうけつ

今夕こんせきは是これ何なんの年としなるかを

(中略)

人ひとに悲歓ひかん離合りごう有あり

月つきに陰晴いんせい円缺えんけつ有あり

此この事こと 古いにしえより全まったくし難がたし

但ただ願ねがはくは人ひと 長久ちょうきゅうにして

千里せんり 嬋娟せんけんを共ともにせんことを

(抄録)

現代語訳

明月はいつからあるのだろう。杯を手に青天に問う。天上の宮殿では、今宵はいったい何年なのか。風に乗って帰ろうとも思うが、玉の楼は高すぎて寒さに耐えられまい。影と舞い踊れば、やはり人間の世のほうがよい。(中略)人には悲歓と離合があり、月には曇り晴れと満ち欠けがある。すべてがそろうことなど、昔から難しい。ただ願うのは、互いに長く健やかで、千里離れていてもこの美しい月を共に眺められること。

「水調歌頭(明月幾時有)」をくわしく読む →

蘇軾(北宋)|詞

添えの一首

中秋 李朴
秋のまんなかで、まんまるの月が昇る。